賃上げと国際競争力と品質

春闘が始まって、数字が出揃ってきましたね。
私自身は管理職になっており、この結果がすぐに反映される事は無くなっていますが^_^;

さて、インフレターゲットとやらで2%の物価上昇との事。
来年には消費税も3%上がって、単純計算でも5%超の支出増となるわけですが、この十数年所得は下がり続けているわけで、辛うじて定昇で給料が上がってたとしても、世の中の給与支給額としては下がっているのでは?
なんて状態で、物価と消費税が上がれば、当然消費が減るわけで、結果として景気は落ち込む。
そして、企業業績が悪くなり、給料が下がるか、雇用維持ができなくなり給与所得者が減ると。

まぁ、これがデフレスパイラルなんでしょう。

本来、景気が良ければ、良くなれば、その分給与削減したものを元に戻すなり、雇用するなりするのでしょうが、この十数年、そこを削ることで企業業績を維持してきたわけですよね。

その昔、国内でのお金の取り回しで、景気を調整できた時期においては、今回みたいな金融緩和で国内のお金が増えれば、国内で使おうとして景気が上向くところは多分にあったでしょう。

でも、世界とやり取りすることが中心の今の世の中では、多少の効果はあっても、緩和した金額ほどの効果は出てこないと思います。
何より、ものを作ったり、サービスをするところではなく、お金を右や左に取り回している人達の懐が増えるだけなのではないでしょうか?

社員へのお金が増えなければ、仕事の質ややる気、ひいては企業の力が下がって行くのでは無いでしょうか。

一時、伸びるために縮むというなら、伸びた時に、元に戻すなり、高いインセンティブを提示するなりしないと、下げられ損と考えかねません。

社員と一体で企業を成長させる事をどう進めるのか。

これからの管理職に求められていることなのかもしれません。

いじょ

さらば song by キンモクセイ

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